(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
TVアニメ・名探偵コナン 961話より
「女装した上に、顔にはへたっぴな落書き、口にはカニの足を咥えさせ、手にはメモ…」
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「グランピングっていうのは、優雅さと快適さを兼ね備えたキャンプのことよ!」
グランピングにやってきたコナン、蘭、園子。
施設には同じくグランピングを楽しむ社長の戸崎と妻の響子、メイクアップアーティストの美香、シェフの田辺がいた。
釣りやカヌーに豪華な夕食を楽しんだ後、夜にお茶を飲みながらくつろぐコナンたち。
すると突然女性の悲鳴が聞こえる!
駆け付けると、暗闇の中にグランピング客である戸崎が倒れていた。
戸崎は女装し、口にはタラバガニ、顔には化粧のような落書き、手には握りしめたメモ――おかしな遺体に驚くコナンたち。
「私、こんなことしてない…」「なんか増えてやがる…」
「おじさん達…この人に何かしたの?」
現場で遺体を見た響子たちの奇妙な様子を見てコナンが尋ねると、三人はそれぞれ話し始める。
三人は自分が殺したと思われるのが嫌で、人のせいにしようと遺体に手を加えていた。
響子は田辺のせいにしようとカニを口に押し込み、
田辺は美香のせいにしようと顔に化粧をし、
美香は響子のせいにしようと「犯人は嫁」と書いたメモを握らせたという。
目暮警部たちの捜査から、死亡した戸崎はカニアレルギーだったと判明。
カニのアナフィラキシーショックかと思われたが、カニを見るのも嫌がる戸崎にどうやってカニを食べさせたのかは不明で…?
“” “” “” “”]またしても嫌~な事件。自分の身かわいさに、遺体に好き勝手に手を加えるというコナン世界にあるまじき死者への冒涜がありますが、「人一人亡くなってんだぞ…」というコナンくんの言葉が心に響きます。
ブラックな回ではありますが、グランピングシーンはほのぼの楽しい!小ネタもギャグもカニもいっぱいのカニ回です。犯人はひどいけどカニに罪はありません…